ストレスフリーで自分らしく働こう
皆さん、お勉強の調子はどうですか?
目標があるだけでドキドキした毎日を送れるから、夢って素敵ですよね。
翻訳家を目指している皆さんの中には、もしかして翻訳検定なるものの存在が気になっている方がいるかもしれません。
翻訳という、割とニッチな(?)職種でさえ様々な種類の検定があります。
こうした検定を受験し、合格しておくと仕事を得るうえで有利になるのでしょうか?
結論から申しますと、受ける必要はまったくありません。
私は翻訳検定を一つも受験したことがありませんし、私の身の回りで持っている人もいませんよ。
逆に取得していると、翻訳業界のことを知らない素人感まで出ちゃうかもしれませんね……。
翻訳検定の受験を勧めてくる人がいたら、ちょっと怪しいです。
私がこれまでの翻訳家人生で、翻訳検定の有無を問われたことはありません。
採用する人が見たいのは実力であって、実力を証明するものではないからでしょうか。
そもそも翻訳検定で実力を証明することは可能なのか疑問です。
他人の評価が当てになるとは限りません。
自分の目で見て評価したいものですよね。
ですから、各社が自らトライアルを実施して採点しているのかもしれません。
また、それぞれの翻訳検定がいくつかのジャンルに分かれているとしても、特定の細かいジャンルに絞ったテストにはなっていませんよね。
採用担当者は、自分の会社が必要としているジャンルの文章を訳す力を見たいのではないでしょうか?
例えば、農業に関する文章を取り扱っている会社であれば、農業に関する経験を持った人を募集し、農業に関する文章でテストを行うといった具合です。
採用する側になったことがないので理由は分かりませんが、いずれにせよ検定を持っているかどうかを問われたことはありません!
プログラミングの世界にも様々な検定があります。
しかし、実際の求人で検定の有無を問われることはほとんどありません。
今までにどんな案件をこなしてきたのか?
今のスキルでどのようなプログラミングができるのか?
そういった面を見られます。
ポートフォリオを作って、自分のスキルを証明するんですね。
翻訳家も同じです。
これまでにどのような翻訳を手がけてきたのか。
今どのような翻訳を行えるのか。
それぞれ職務経歴書やトライアルで評価されます。
プログラミングも翻訳も、経験と実力が大事なんですね!
トライアルを受けるほどの力はついていないけど、自分の今の力を知りたい。
学習のモチベーションにしたい。
こういった理由であれば受ける価値は多少あると思います。
ただ、誰かのために訳すのではない(ある意味自分のためには訳しているかも?)、そして自分以外の人も訳している文章を相手に格闘していてもつまらないと思いますよ。
この世に答えのないものを、自分ひとりで導き出すのが面白いんですよね、翻訳って!
わざわざお金を払って試験を受けなくても、翻訳会社のトライアルを受ければタダで評価してくれますし、合格すれば仕事にもつながります。
丁寧な会社であれば、的を射ているかどうかは別として、細かいフィードバックもしてくれますよ!
とりあえず、私は翻訳検定の受験は勧めません。
受験料を払うくらいなら、ビアードパパのシュークリームでも食べて、元気出した方がいいですよ!
翻訳家になりたいからといって、翻訳検定を受ける必要はまったくありません。
TOEICで5点でも多く取っておくほうがアピールになると思います!
ただし、翻訳を学んでいる最中の人が、自分の翻訳力を客観的に見てもらうという目的で受験するなら、ナシよりのアリだと思います。
その場合も、あまり評価を当てにしすぎないようにしましょうね。
検定には、お偉い人がお金稼ぎのために作っているものもあります。
そのような検定にお金を払うくらいなら、英語力や翻訳力をアップさせるためのサービスや教材を購入し、自分の成長に役立てましょう!
私も翻訳家を引退するころに、「HSP翻訳家検定」でも作って楽に一儲けしたいところですね!
もちろん、翻訳家に定年はありませんから、私は引退するつもりもありませんが。
HSP(とても繊細な人)の英日フリーランス翻訳家。TOEIC 965点。様々な職を転々とするも、自分らしく働くことを夢見て未経験から翻訳家になりました。今は自分の部屋で、マイペースに仕事をしながら暮らしています。自分の経験が皆さまの役に立つことを願ってこちらのブログを作りました。HSPやストレスフリーで生きたい人にとって、翻訳家は間違いなく天職になります。ご質問やお問い合わせはコチラまで! なお、Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。