ストレスフリーで自分らしく働こう
皆さんこんにちは!
以前、友人に翻訳家をしていると言ったら、「へー、すごいね。どれくらい単語覚えてるの?」と言われたことがあります。
しかし、自分がどれほどの英単語を覚えているのか正確な数字は分かりませんよね。
また、その単語をどこまで知っていたら、知っているとカウントしていいのかも定かではありません。
意外な意味が隠れているのが単語というものです。
そして、知らない単語が出てきても時間をかけて調べられるのが翻訳でもあります。
ですから、辞書の引き方、単語の調べ方がとても大切なんですね。
しかし、すでに知っている単語の方が、良い訳が浮かびやすいというのが私の見解です。
翻訳家になるために英単語は〇〇〇語覚えていたらいい、といったような基準はありません。
しかし、単語を知っていれば知ってるほど良い翻訳を紡ぎやすいのです。
筋肉を鍛えるボディビルになぞらえて、英単語力を鍛えることを「ボキャビル」なんて呼び方もします。
そしてその「ボキャビル」に勤しむ英語学習者の数は計り知れません。
「英語は単語力がすべて」と思い切った表現がなされることもありますが、あながち間違いではないのです。
翻訳でも、結局は単語レベルでの勝負になることが多いと実感しています。
文法というのは思っているよりは底が浅く、文法レベルで翻訳に困ることは意外と少ないんですね。
大学受験においても、難関大学では文法問題よりも語法問題がキーになることがあります。
難しい問題を出題しようとすると、語法問題になってしまうのです。
そこで合格者を振り分けようというのですね。
とにかく、英語力においても翻訳力においても、知っている単語は多ければ多いほど武器になります。
しかし、とにかくいろんな単語の意味を、なんとなく知っていればいいというわけではありません。
TOEICなどの試験ではそれで通用することもあります。
単語帳には、なるべく多くのコンテクストにフィットするよう、選び抜かれた訳語が掲載されていますからね。
しかし、翻訳するうえでは、単語それぞれの意味を深く理解している必要があります。
冒頭で申し上げたとおり、意外な意味を持っている単語もあります。
例えば、"vanilla"には甘くて美味しいあの「バニラ」以外にも、「普通の」といったような意味もあります。
このような単語は無限にありますよね。
その意味を知らずに訳してしまえば誤訳になるでしょう。
また、この単語はこのジャンルではこういった風に訳さなくてはいけないというような定訳もあります。
この単語はこういう風に訳すとうまくいくことが多い、といった自分だけの発見もあるでしょう。
広く深くが、翻訳家に求められる単語との付き合い方なのです。
翻訳家は、英単語をこれだけ覚えておかないとなれないといったような決まりはありません。
知らない単語が出てきても、納得のいく訳が紡ぎだせるまで調べられるのが翻訳でもあります。
しかし知っていれば知ってるほど、良い訳語が思い浮かびやすくなり、誤訳も減らせます。
翻訳家を目指している方も、すでに翻訳家をしている人も、英単語の学習は継続していく必要があると言えそうです。
英単語の学習方法にも様々な種類がありますが、私が日々実践している英字新聞を用いた「ボキャビル」に関しましては、「生きた英語で読解力アップ! おすすめの英字新聞はコレだ」をご確認ください!
おすすめ単語帳や、単語帳のタイプなども近々記事にしたいと思います!
HSP(とても繊細な人)の英日フリーランス翻訳家。TOEIC 965点。様々な職を転々とするも、自分らしく働くことを夢見て未経験から翻訳家になりました。今は自分の部屋で、マイペースに仕事をしながら暮らしています。自分の経験が皆さまの役に立つことを願ってこちらのブログを作りました。HSPやストレスフリーで生きたい人にとって、翻訳家は間違いなく天職になります。ご質問やお問い合わせはコチラまで! なお、Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。